ロバートじゃない、僕の名前はボブだよ- 海外での名前の重要性-

移民国家カナダの色々な名前

今回は薬局だけに関係ないことですが、カナダの薬局で働いていると、日本人の薬剤師が困ることが一つあります。

それは、「患者さんの名前の読み方」です。

カナダはご存知の通り、移民の国です。

世界各国で生まれた人たちがカナダを目指してやってくるのです。

そのため、彼らのもつ名前(ファーストネーム)も、とてもユニークであり、現地の人ではないと読めないような名前になっています。

例えば、Joseと書いて「ホセ」と読んだり、インド系の名前だと、Aarav, Aaradhya, Muhammadなどがあり、中々日本人には読めません。

日本人は特に、普段アルファベットの名前を使わないことと、また外国人の名前を見る機会が少ないことが原因で余計に難しく感じるものと思います。

ファーストネームならまだしも、ラストネーム(名字)となると、全く読めないことも度々あります。

一部の人のラストネームは、本人でさえも正しく発音できない場合もあります。

 

私は、カナダで薬剤師になる人は、この名前の重要性を知るべきだと思っています。

 

世界中の人の名前に慣れることの重要性

1. 患者の名前を間違えずに、正しい患者に薬を調剤できる

患者や医師の名前を聞いて理解できることは、処方箋を調剤する上で一番基本的で一番重要です。

薬剤師として一番最初に確認することです。

2. 良好な人間関係を作ることができる

そして、このファーストネームで呼ぶということが非常に重要なのです。

日本では、患者と薬剤師という関係があるかぎり、敬意を払い「名字」+「さん」で呼びますよね。

カナダでは、ある程度仲がよくなってくると、患者も薬剤師もお互いにファーストネームで呼び始めます。

逆に何度も薬局に来てくれる人なのに、名前を覚えないと失礼になってくるのです。

 

English Nameを持つという選択

これらの難しい名前のために別の名前を持つことがあります。

それが「English Name」です。

私自身も、私の名前の「Shimpei: シンペイ」も中々うまく呼んでもらえず、シャンピー、シンピー、時にはシャンペーンとなることがありました。

そこで、このホームページの名前のように「Shawn:ショーン」とEnglish ネームを持つことにしたのです。

English Nameは格好つけのためだけだと思っていましたが、こちらではとても普通のことなのです。

私の白衣についているName Tagも「Shawn」と書いてあります。

俺のことはロバートと呼ばずにニックネームで呼んでくれ!

では、ここで少し問題です。

「Robertさん、Williamさん」

これらの名前をなんと発音しますか?

ロバート、ウィリアムと読んでしまいそうですが、実は違います。

それぞれ、

「ボブ、ビル」となります。

最初にこれを聞くと、「え?」となりますよね。

RobertとWilliamのニックネームはそれぞれ「Bob, Bill」と決まっているので、そのように呼びます。

アルファベットのスペルなんて全く無視して、ボブとビルです。

もちろんロバートでもわかってくれますが、本人や薬を取りにきた奥さんは、ボブの薬を取りに来たというので、これを知っていないと会話の行き違いになってしまいます。

 

今回は、海外における名前の重要性についてお話しました。

 

少しでも今後のためになれば幸いです。

 

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