カナダ薬剤師セミナー & 英語でドーピングガーディアン in 名古屋

この記事の目次
ドーピングガーディアンで英語の壁を突破し、海外薬剤師を日本で体験する
英語が苦手だからと話すことをあきらめていませんか?
今回のセミナーは、
「ドーピングガーディアンを介して英語の壁を突破し、海外薬剤師を日本で体験する」
ことを目的にしたセミナーです。
つまり、
- 英語の壁を越える
- 海外の薬剤師を経験する
という2つの目的をテーマにしています。
まず1つ目のテーマ「英語の壁を越える」についてお話します。
1. ドーピングガーディアンを使って、英語力ゼロの壁を突破する
カナダのブリティッシュコロンビア州にある山です。(山の名前は忘れました。。)
高い「壁」のような山です。
そう、日本で生まれ育った日本人にとって、「英語の壁」はヒジョーに高いのです!!
英語さえできたら、もっと海外旅行したいし、外国に住んでもいいなーと思っている人も私の回りに多くいるように感じます。
そして、薬剤師がよくぶちあたる「壁」と言えば、
「外国人の患者さんが来られた時ではないでしょうか?」
これには「うーん」と困ってしまう方も多いと思います。
私自身も最初はそうでした。
話すことが怖いし、恥ずかしいし、何より全然英語が出てこない……。
多くの薬剤師が持っている悩みは、
- 英語そのものが怖い
- 英語がヒトコトも出てこない
- 英語が苦手である
- 英語が患者さんに伝わらなかったらどうしよう
- 間違えたらどうしようなど、英語に対しての「成功体験」が全くないことがあげられます。
成功体験がないのは、まず何より「ほとんど使ったことがない」のが理由である場合が多いです。
多くの薬剤師にとって必要なのは、「英語を使う場」なのです。
そして、ドーピングガーディアンが「英語を使う場」として最高に相性の良いツールだと思います、
ドーピングガーディアンは、「英語を使う場」を提供します!!
みなさん、「ドーピングガーディアン」って知っていますか?
「ドーピングガーディアン」とは、ドーピングについて学ぶことのできるカードゲームのことです。
楽しみながら学べるので、子供から大人までドーピングについて興味を持つことができます。
そして、何よりドーピングガーディアンのカードには、薬や病気の名前が「英語」と「日本語」の両方で記載されています。
↑のように、イラストと日本語と英語がセットになっている。イラストもあるので、感覚的に英単語が理解できる。
詳しいプレイ方法や遊び方は、こちらです。
「けいすけ先生」もブログで書かれていますので、ぜひみてくださいね。
本当に英語力ゼロでも参加できる? 何を具体的にするのか?
今回は、「英語力ゼロ」の方を対象にしているので、誰でも参加できます。
今のところ予定しているのは、
- 英語で簡単な自己紹介 (フォーマットに当てはめるだけ!)
- ドーピングガーディアンでカードを出すときに英単語を読む(カードの単語を読むだけ!!)
- スコアを英語で発表する(数字を英語で言うだけ)ぐらいです。そして、さらに余裕のある方は,,,
- 会話に使える英語フレーズを使ってみる(そのフレーズを読み上げるだけ)もちろん、自分の英語を話したいという方はそれでも全然OKです!
英単語を読むだけでも、Medical conditions(既往歴)やTraining(トレーニング)についての英語力を身につけることができますし、
そもそも今回は、「英語力ゼロから突破する」ことを目的にしているので十分かなと思います。
第2部: カナダの薬剤師を体験するセミナーとは?
(前回のセミナーの様子)
次にカナダの薬剤師を体験するセミナーです!
ここでは、
- エマージェンシーリフィル
- アダプテーション
という、2つのスキルを実際に使ってもらう体験会です。
エマージェンシーリフィルって何?
「エマージェンシーリフィル」とは、前回の処方を「リピート」する権限です。
つまり、前回の処方をコピーするイメージです。(DO処方ですね)
金曜の夜で医師にもうかかれない、薬をなくしたなど、
緊急時のみに使える権限ですが、
か・な・り、重宝します。
例えば、金曜日の夕方、血圧の薬がなくなったので欲しいが、病院が閉まってしまった。
薬はずっと飲んでいて安定しているが、飲まないと血圧は上がってしまう。
こんなシチュエーションの時に、月曜日の分までの薬剤師を一時的に処方(リフィル)してあげることが可能です。
いつでもどこでも使える権限ではなく、
薬剤師の判断力が求められるのが、ポイントです。
たとえ、患者から要望があっても、アドヒアランスが不良であったりすれば、
病院にかかることを推奨しています。
アダプテーションとは?
アダプテーションとは、処方箋を「編集する」権限です。
つまり、医師が書いた処方内容を薬剤師の判断で、変えてもよいのです。
医師が用量を書き忘れたり、用量が低すぎる場合、薬剤師の判断に基づいて、変更が可能です。
例えば、
金曜日の夜10時、患者が処方箋を持ってきたが、メトホルミンの用量の記載がない。
5年以上、メトホルミン500mg 2T/ 2×1で服用しており、
患者は医師から用量を変更することについて何も言われていない。
こんなシチュエーションのとき、
薬剤師の判断で (薬なしで月曜まで待たせることのリスクを考え)、
前回と同じ用量のメトホルミンの用量に「編集」することが可能です。
参加されたいと思った方はコチラからどうぞ!
さて、今回の記事では、
「ドーピングガーディアン」と「海外の薬剤師の権限」についてお話しました。
もし、ご興味がある方は、こちらにメールをいただけたらと思います☆
青山慎平: shimpeiaoyama@shawnsworld.net